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シンクス内覧会

木工機械メーカー シンクス株式会社様の展示会へ行ってきました。

 

日々進化している木工機械の最新機種を実際に見て、性能や使い方を勉強してきました。

一部ではありますが、展示品のご紹介をいたします。

 

①5軸制御NCルータ

垂直、水平、傾斜、様々な角度から自由自在に加工可能な5軸制御NCルータです。

今までは加工台の後方に横付けされる形でツールチェンジャーが設置されていたため、ツールを取りに行くのに30秒ほどかかっていましたが、

今作はヘッドの横方向(X軸移動フレーム)の外端にツールチェンジャーを設置したことで、約半分の15秒ほどで交換可能になりました。

加えてツールチェンジャーが加工台から離れたことで、材料を置くスペースが広がり、長い材料を台からはみ出るように置けるようになりました。

生産スピードと加工の幅が広がったと言えます。

 

さらに吸塵能力も向上しました。今まではヘッドに数か所吸塵ノズルが付いていて、ピンポイントで吸っていましたが、

今回からはヘッドカバー全体が吸塵になっています。エアブローの回数も少なく済みそうです。

 

②直動リニアサーボNC

業界初のリニアモーターで駆動するNCです。

リニア式ということで、台下のレールが新幹線のように電気で少し浮いた状態で稼働します。

 

浮いた状態で稼働するため、加工速度を上昇させた際のデメリットである

摩擦や振動を大きく抑えることができます。

そのため他の機械には不可能な速度で加工することが出来、一般的なNCの約5倍の速度で動かすことができます。

また、騒音も大きく抑えることができます。

 

③パラレルNCルータ

1000×1000の省スペースで加工可能なNCです。

 

 

とてもコンパクトなため、設置面積が小さく済みます。

機械上部から3本のアームが加工台に伸びており、これが精密な動きをすることで、

複雑な文字や絵を掘ることができます。上記写真のモニターの下にSHINXの看板がついていると思いますが、

この機械で加工したものになります。複雑な柄が滑らかに彫られています。

この精密さの仕組みとしては、独自のプログラムで稼働しているからです。

通常Gコードで座標を打ち込んで動かすのですが、この機械は入力された座標を独自のプログラムで細分化して動くので、細かい動きができるのです。

打ち込むのは通常どおりGコードで大丈夫です。機械が自動で独自のプログラムに変換してくれます。

 

 

④新型NCソフトの開発

操作盤のモニターのデザインが使いやすい形に一新されました。

メカニカルでかっこよく、また視認しやすいデザインです。

タッチパネルになっており、簡単に操作が可能です。

工具設定画面では登録した工具がアニメーションで映されており、

分かりやすさを追求したソフトになっています。

 

 

ご紹介は以上です。最新型の機械は速度、静音、効率、省エネ、小型化、使いやすさ、どのコンテンツにおいても向上しており、

進化しているといっても過言ではありませんでした。

我々販売店も、日々変化していく時代に合わせて行けるよう、技術と知識を研鑽していきたいと思います。